今まで、皆様より寄せられました質問を紹介致します。
尚、ファンに対する質問、素朴な疑問、御座いましたら
メールにてお問い合わせ下さい。
メーカーへの確認等で若干お時間を頂く場合が御座います。
弊社の偏見[独り言・戯言]も有ります。あらかじめ御了承下さい。


Q:
静音ファンと表記する根拠は、あるのですか?

A:
本来ならば不適切な表記かも知れません。
一番の理由とすれば、「静音」と表記する方が
売れるからだと思います。

ファンの型番の一部にH、M、L、と表記されています。
H=「ハイスピード」=高速、標準ファン
M=「ミドルスピード」=標準、静音ファン
L=「ロースピード」=低速、静音ファン


Q:
ファンの静音化に軸にオイル[グリス]の塗布が有効と聞きましたが?

A:
主要メーカーに確認致しました。
すべて「No!!」です。
静音化どころか、トラブルの原因になるそうです。
メンテナンスに「CRC5-56」等も厳禁です。
絶対、しないで下さい。

メンテナンスについて。
家庭内での使用環境は決して良いとは言えません。
埃は期待寿命を下回る大きな要因です。
ファンフィルターの使用が有効ですが、静音重視故に低速で回したファンには
フィルターは大きな抵抗となり筐体内温度の上昇となり敬遠されています。
埃除去は、軸中心を軽く押さえエアークリーナー[Air Duster] を離して、吹き飛ばす。
「近い距離から勢い良く、前後左右満遍なく」 は危険です。



Q:
DC12Vファンの5V使用が流行っているようですが?

A:
3pin⇔4pin変換ケーブルを使用し、この変換ケーブルの
pinの配列を変えることによって、容易に5V用、7V用に改造が
可能の様です。しかし、ほとんどのDC12Vファンの使用電圧範囲が
6or7V〜13.8V位に設定されているため5V使用に関しては回ったとしても
自己責任の上での使用が原則です。
ノーブランドの安価なファンが5Vで静かに且つ安定して動くと
一躍有名になり品薄状態のファンが有ると聞きます。
最近、再入荷された様ですが、ちょっと高くなってる様な・・・(^^;)

弊社取扱ファンで5Vでは、起動しなかったファン。
Silencer
109P0812M701

その他のファンも5V起動を保証するものでは有りません。


Q;
スリーブベアリングは、ボールベアリングと比べて、劣るようですが?

A:
メーカー製で有っても組み込み用に作られた「コスト重視ファン」では、その傾向が有るようです。
全体的にスリーブファンの方が静かに感じる様です。

パナフローのHWB[流体軸受]もスリーブベアリングに属しますが、オイルがたっぷり
封入されているので「流体・・」と名付けられています。
パナフローは外部衝撃にも強いと言われてますが、ファンのフレームは
非常に衝撃に弱いです。各メーカーの注意点でも 5cmの高さから
「角落ち」させると、異音の原因になると記されています。
付加価値を付けたスリーブベアリングの特長に期待寿命が伸びた事も有りますが
やはり最大の旨みは、「価格が安い」につきます。

スリーブベアリングの使用上の注意といたしましては取付方向に
制約があり、軸水平使用が前提とされていました。
デスクトップ型などM/Bを水平に配する場合CPUファンとして使用するのは、
ファンが軸垂直になるので、ボールベアリングの使用が望ましい様ですが、
現在に至っては、スリーブベアリングでも、取り付け方向の
制約は無くなってきた様です。
Panaflo、Xinruilianに問い合わせた所、軸水平、軸垂直の使用は
どちらでも可とのことでした。

どちらのベアリング機構にも言える留意点としましては、
CPUファンに使用する際、ファン性能[寿命]を重視しますと、吹きつけが原則です。

ファン吸い込み側に物体を配置する場合には、羽根径の1/2以上離して使用する事が理想です。
アルファを代表とする超高性能ヒートシンクを使う事により、ファンへの負担が低減されましたが
リスク軽減のため、2Ball Bearing を使用し「期待寿命」は考えずに定期的に交換しファンは消耗品と割り切りましょう。


Q:
パルスセンサー付きの山洋ファンを購入致しましたが
回転数が表示されません。なぜ?


A:
回転数が表示されないマザーがあるようです。
マザーBIOSのケース、シャーシー FANの検知下限が回転数
2,700rpm
付近のものが多く、許容範囲外と判定される場合が多いです。
この場合、最近のマザーでは、ERROR表示や
0表示にしてしまうものがあります。
特に静音[低速]ファンにつきましては回転数が
1800rpm前後と低いため上記の症状が出る可能性が高いです。 
CPU FANの検知下限はケース、シャーシーFANの検知下限よりも低く、
ケース、シャーシーFANで回転数が表示されなくても、CPU FANコネクタに接続すると
回転数表示されることがあります、逆に回転数を表示していた
CPUファンをケース、シャーシファンコネクタに接続すると
回転数を表示されない事も有るようです。
ファンからパルスセンサーが出ているのに
表示されない事例が多数あります点、ご了承下さい。
つきましては、パルスセンサーの件は、初期不良の
対象外とさせて頂きます。ご了承下さい。




Q:
同じファンを2個購入しましたが、音を聞き比べると

一方が大きく聞こえるのですが不良交換の対象になるのでしょうか?

A:
個体差[公差・許容数値]による物らしいです。

山洋製 [弊社取扱ファン 6cm〜12cm]
公称回転数値±10%

Panaflo [弊社取扱ファン FBA08A12L ]
公称回転数値±10%

上記の様にそれぞれ許容数値を設けています。
この件は、ばらつき[許容範囲]と判断されますので
不良扱いには、なりません。

安価ファンに芯ズレが多いのは、製造プロセスにも問題が
有りますが、運送用梱包箱[緩衝材]に天と地ほどの
差が有ります。

・・・梱包状態・・・

山洋電気  外観  内部緩衝材  外箱の厚み  [1箱40個入り]

PC POWER&COOLING社   外観  内部緩衝材  

SUNON社   外観  内部緩衝材  

独・PAPST社  内箱外観   内部仕切材  [意外と・・です。]

XINRUILIAN社・・・・
弊社ではXINRUILIAN社のファンはパフォーマンス重視の高品質ファンで発注しております。
梱包は個別仕切されております。また弊社要望により輸送途中の事故[雑な荷扱い、落下事故]を
未然に防ぐため、フォークリフト用の台座[パレット]に積み上げられた後、ストレッチフィルムで
パレット共にグルグル巻きにされております。これはXINRUILIAN社工場にて行われるので
船への積み降ろし、トラックへの載せ替え、すべてフォークリフトでの作業となりますので
落下事故、荷物の投げ降ろしは無くなります。

ストレッチフィルムを剥がすのは弊社到着後、荷降ろし直前に私自身がカッターで切り剥がします。

※ストレッチフィルム=食品用の「サランラップ」の様な物。


Q:
「CRAFT FAN」を取り扱ってください。


A:
今、お付き合いのある代理店の中で、何とか取れそうな所を見つけましたが
思ったほど安くないです。海外品は、型番をこちらからリクエストすると
途端に高くなります。スポット品は、ただみたいな値段で売るくせに・・・。
以前スポット品でCRAFT FANと同じ型番品が250円で仕入れ出来た
記憶が有ったのですが、今回は2倍弱でした。
500個の少量ロットでは、しょうがないかな。
販売価格は、ネジ付きで700円を予定しております。


Q:
「サイレンサー」ファンの購入を検討していますが4pinコネクターがついているようですが、

3pinコネクターに付け替えて頂くことは可能ですか?


A:

弊社でも9月末に3pinコネクター用の圧着機を購入致しました。

しかし業者さんが使っている物とは、加工能力が全く違うため
通常ファンは業者さんへお願いし、4pinからの変更など少量の場合のみ

弊社にて加工しようと思っております。

「サイレンサー」ファンの3pin化は結構依頼があるので、弊社加工により
即日出荷が可能になりました。[加工賃無料!!]



Q:
パルスセンサー無しのファン[低速モデル]の取り扱い予定は有りませんか?


A:
Lファンについては、このままパルス付での販売となります。
理由と致しましては、仕入れ値が同じか、−10円ぐらいの
差しか有りません。また数量的にも同じファンをパルスの有無で
2本立て発注するより、どちらかに決めて発注した方が安く仕入れられます。
パルス付きで統一して、パルス無し要望にはセンサー線をユーザーで
切って使っても差し支えないと思います。


Q:
以前某ショップでパナフローLファンを買いました。
最近同じ型番の物を買ったところ、フレーム形状、
リード線の付き方が違っていました。
この2個は同じスペックの物なのでしょうか?
それともモデルチェンジでもしたのでしょうか?
御社から購入したファンで無いのでお聞きにくいのですが・・・。

A:

以前に購入されたと思う物に旧型。

最近購入した物を新型と仮定し、新旧を画像で比較しまいた。

相違点
1.フレーム形状。
旧型:リブなしフレーム。

新型:リブ付きフレーム。

2.リード線取付方法。

旧型:ファンの基盤に直接半田付け。

新型:ビルトイン[コネクター]方式。

手持ちのファンで確認出来たのは上記2カ所でした。
メーカーに確認したところ、リード線の取付方法は現在すべて
ビルトイン方式になっているようです。仕様[スペック]には
変更は無いとの事でした。



Q:
パナフローの販売告知を見ましたが以前の告知では、
パルス付だと思いますが何故パルス無しモデルになったのですか?

12月中旬の販売を心待ちにしていたので・・・・。
パナフローは現在出まわっている物は「中国製」ですが御社のファンは「日本製」です、
やはり製品の出来は良いのでしょうか?また納入未定になっているパルス付品は
いつ頃入荷されますか、そしてそのモデルも「日本製」ですか?


A:
昨年末のドタバタを思い出してしまいました。[封印したはずの・・・。]
ファンは予定通り12/20に納入されました。一応入金する前に検査をします。
12Vで回転数を測定し[非接触型デジタル回転計使用] Lファンで有ることを確認、
次に検証用のPCのM/Bのコネクターに繋ぎパルス信号が
出力されている事を確認・・・が表示されませんでした。
念のためもう1枚のM/Bに・・・やはり表示されません。
一瞬血の気が引きました。納品書の確認、注文書の確認。確かにパルス付と。
直ぐに確認したところ、弊社の発注型番がパルス無しで
備考欄に「パルス付の事」と書き添えたのですが、これがメーカーの各部署を
混乱させたようです。・・・・m(_ _)m
考えた末、300個引き取り、500個を再注文する事に致しました。
通常ファンはどこのメーカーでも1.5ヶ月〜2ヶ月の納期が掛かりますので、
納入は3月中旬ぐらいを予定しています。
生産国による違いですが、基本的には差が無いようです。
しかし、選択出来るので有れば弊社では、「日本製」を選びます。

最新情報!!  2002/02/02.
松下モータ社より仕様の確認書を頂きました。
3月末納入予定のファン仕様
1.リード線はファン基盤に半田付けをする。
2.リブ付き。
3.日本で生産。
上記の仕様で確定しました。

仕様書 No.1

仕様書 No.2


Q:
電源ファンを交換したいのですが、蓋を開けてファンを取り出したのですが、2pinの
コネクターが付いていました。御社で2pinコネクターを付けて販売して頂けますか。
また3pin⇔2pin変換ケーブルは有るのでしょうか?


A:
けちゃいましたか・・・!! この時点で電源メーカーの保証はなくなります。
弊社では電源用のファンは販売しておりません。また弊社のファンを電源用に
使うことはお薦めしておりません。大変危険が伴いますのでご使用しないで下さい。
↑※PL法上、このように表記しないとダメらしいです!! ・・・(^^;)↑

ここからは、静音好きの管理人の独り言[戯言]です。読み流して下さい。
電源内部のファン用コネクターはほとんど2pinが使用されています。

この2pinコネクターは3pinコネクターの様に統一されていません。私が確認しただけでも

4種類ありました。また3pin⇔2pinの変換ケーブルは存在していない様です。
[2pinオスと表記して販売している物がありますがこれは3pinオスコネクターから1pin抜き取った
物で2pinコ /ネクターとは別の物です。]

方法としては、既存のコネクターを使い半田で付けるか、電源基盤に付いている

2pinオスコネクターに直に半田付けするかです。半田付けに自信がない人には不向きです。

一番簡単な方法としては、交換したファンを装着後、電源内の基盤に挿さず電源外まで出して
3pin⇔4pinコネクターなどで電源から出ている通常の4pinに繋げば動きます。
3pinコネクターは裏側の小さな穴を針などで押してやると簡単に外せます。
コネクターが外れれば電源の風穴から容易に電源外に引き出せます。
参考画像


1.  2pinコネクター [オス側] 

2.  2pinコネクター [メス側]

3.  3pinコネクター [メス側]

4.  4pinコネクター [オス側]

5.  3pinコネクター[メス]の外し方

6.  3pinコネクターを外した画像 
※押し抜いたピンの爪を少し立て挿入する。


Q:
ネジの取り扱い[販売]の予定は有りますか?
M3X75の特殊寸法のネジを探しているのですが

見つかりません。


A:
「M3X75」といえば、某有名メーカーのシンクにリブ付きフレームで固定するネジですね。
本業の板金加工で組み立てに使用するため、常に箱単位で在庫してあります。
ちなみに常時大量在庫が有るネジは M3ですと、
X12/ X15/ X20/ X25/ X30/ X35/ X40/ X45/ X50/ X60/ X70/ X75/ X80/ X90/ X100。
ただ、これを販売すると、手間ばかり掛かり他の業務に差し支えます。
M3X75のネジは1本 5円弱です、1セット[4本]で20円。これに幾らか上乗せしても
弊社の様な極小会社にとっては、かなりな負担[手間]になってしまいます。

弊社でお買い上げのお客様でご希望が有れば「 M3X75ネジ1set」を無料にて同梱致します。

オーダーフォームの連絡事項にその旨お書き添え下さい。


Q:
ファンガードとフィンガード[フィンガーガード]は違いが有るのでしょうか?


A:
これは、俗説に近いのですが、弊社でお取引させて頂いております医療器、通信機器の設計に
携わっている方々の共通した意見ですが、筐体外観部に取り付けられるのが、「フィンガーガード」と言われ
内部に取り付けられるのが、ファンガードだと主張しております。
外観面はユーザー様が不意に手を入れない様配慮して付ける物=フィンガーガード。
内部は、ケーブル等の引き回しにより、それらから「ファン」を守る為に付ける物=ファンガード。
ちなみに「ファンガード」の正式図面には、品名「Finger Guard」となっております。

フィンガードですが、これは単にフィンガーガードの略称では無いかと思われます。
羽根は各社とも、「impeller」 で統一されている様で、「Fin」 は使われておりません。



Q:
XINRUILIANのファンについて、質問致します。
RDL1225S [12cm] ファンですが、ブルーの物はやや振動が多いように思いますが?


A:
これと共に、ファンを落としたら割れてしまった、などのご意見も頂いております。
初期ロットのファンは、やや硬いなと感じました。
振動のチェックを依頼しましたが、8cm&9cmファンについては、同等。
12cmにつきましても、同羽根形状の黒色モデルと比較しても、わずかに大きい程度の
測定結果が出ています。
ハウジングの材質より、羽根形状に依る事が判りました。
12cmファン [XINRUILIAN] には、弊社に3種類の羽根形状が有ります。
XIN社の測定結果から、判断し弊社で勝手に名前を付けるとしたら、
1.マルチタイプ=風量、静圧 どちらも程々。[風切り音やや有り]
2.静音タイプ=風量、静圧 どちらもそこそこ。
3.静圧重視タイプ=読んで字の如し。

近々コラム欄にて画像にてお知らせ致します。
1〜3をそれぞれ青&黒モデルで測定しましたが、3は両色とも、やや振動を感じました。
静圧重視型のimpeller形状の苦手とするところでしょうか。
くわしい事は理解出来ませんでしたが、だいたいこんな感じです。 (^^;)

落としたら割れてしまったとの事ですが、黒モデルなら割れなかったと思いますが
芯 [軸] にそれなりの衝撃[ダメージ]があると思われますので、どちらにしても
使えないと思います。
青色2次ロット発注分より、軟化剤をやや多めに入れて制作頂いております。
impellerはの素材は変わりないので、透明な青色ですが、ハウジングは
軟化剤を若干足したため、透明度も若干落ちた様に感じます。