総ステンレス製筐体
SUS430使用。



SUS特有の綺麗さを強調させるため、外観に鏡面BA材を
使用しました。
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準鏡面研磨仕上げ材使用
[外観 #400番研磨]


W203×H470×D480



金属材料の物性比較

材料 材料定尺寸法 定尺寸法重量 引っ張り強さ せん断力 比重 導電率[%] 熱伝導率
365X1200 1.5mm=5.84kg 23.8 16.1 8.9 100 0.92
914X1828 1.6mm=21.3kg 35.7 29.4 7.6 16 0.15
ステンレス[軟質] 1000X2000 1.5mm=23kg    63 46.9 7.9 2.4
ステンレス[硬質] 1000X2000 1.5mm=23kg    105 78.4 7.9 2.1 0.039
アルミ[A1100P] 1000X2000 1.5mm=8.16kg 17 9.1 2.7 59 0.49
アルミ[A5052P] 1000X2000 1.5mm=8.07kg 34 16 2.9 35 0.33
チタン 1000X2000 1.0mm=9.1kg  40 42 4.5 3.1 0.04

ステンレス鋼板
通常板金加工で使用するステンレスは大きく分けて2種類になります。

オーステナイト系 SUS304[18-8]
鉄に18%のクロム、ニッケル8%を含有。耐酸、耐食性が大きいが、kg単価はSUS430の2倍。
加工性は、SUS430と比べ、切断、穴あけ、曲げ、どの分野とも悪い。

フェライト系 SUS430
SUS304ほどでは無いが、耐食性は良好。加工性もとりあえず現状の機械設備で
加工可能。材料単価は亜鉛メッキ鋼板の2倍、アルミの1/2。
しかし上記表の通り、アルミより3倍重いSUSの材料代はアルミより
1.7倍高くなってしまいます。
今回の試作総ステンレス筐体の材料はSUS430を使用しました。
両者見た目で判断するのは、難しいですが、SUS430は、磁石がつきます、
SUS304は、磁石がつかない、・・・これぐらいしか思いつきません。

総ステンレス筐体[SUS430]

内部は耐食性がよいので、そのまま[無処理]で加工。
外観[フロントパネル、天板、側板]はメッキ、塗装をおこなわないで、
表面研磨仕上げ材[鏡面研磨仕上げ]を使用、SUS特有の美しさが出ました。
「お姉さんは、お化粧直しに、お兄さんは、ひげ剃りに・・・(^^;)」
アルミとは全く違った、非常に冷たい質感、「キ・ ン・ ゾ・ ク 」といった感じです。

アルミ、スチールと比べ、お世辞にも加工性が良いとは言えません。
強度、剛性もここまで上げる必要があるのか、とも思います。
内部スチール+外観SUS430鏡面研磨仕上げなどがBESTかも・・・
重量は正確には計っていませんが、18kgぐらいになりそうです。

外径寸法は W203×H470×D480となります。
奥行きのD寸法は変更可。
※材質は変わりましても結合部は従来通り、カレイナット[130個]でぎっちり締めています。


SUS430鏡面[BA材使用] [ 外観 BA材] 2000/02/05.


総ステンレス筐体価格[ 税込み価格]
外観表面仕上げ 仕様[W203×H470×D480] 価格
鏡面研磨仕上げ [BA材] 5inX4bay/3.5inX2bay [シャドウ3bay]
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